【解説】戸建てで地デジ・BSを視聴する4つの方法を徹底比較

ねっとの窓口

こんにちは。ねっとの窓口公式コラムです。

引越しや新築購入の際、テレビの視聴方法って悩みますよね。
今回はテレビを見る際に必要な準備と、各視聴方法のメリットデメリットを解説していきます。

この記事のポイント

  • 種類によって金額・映像の安定感・CS放送の有無が違う!
  • 月額がかからないのはテレビアンテナ
  • 安くて映像が安定するのはインターネット回線のテレビサービス
  • 初期費用を抑えるならインターネット回線かひかりTV
  • CS見るならひかりTVかケーブルテレビ
  • 長期的に利用することを想定して自身のニーズに合ったサービスを選ぶのが大事!

テレビの視聴方法は4種類!

テレビ本体があったとしても、放送電波を受信しなければテレビを視聴することはできません。
放送電波を受信する方法は大きく分けて4種類あります。

  1. テレビアンテナを購入し、設置する
  2. インターネット光回線のテレビサービスを契約する
  3. ケーブルテレビを契約する
  4. ひかりTVを契約する

それぞれの特徴を簡単にまとめると以下のようになります。

テレビアンテナ 光回線/テレビサービス ケーブルテレビ ひかりTV
月額 0円 55円~825円 1,500~5,000円 1,100~2,750円
初期費用 3~6万円 2~4万円
※事業者によって無料特典・割引特典あり。
1.3万円~5万円
※事業者によって無料特典・割引特典あり。
無料
CS放送
一部オプションで視聴可
VOD ×
天候・自然災害への耐性 ×
対応エリア 全国。地形、環境により受信不可 全国。地域により事業者が異なる 全国。地域により事業者が異なる 制限あり
家の外観 ×

ここからは各サービスの特徴について詳しく解説していきます。

テレビアンテナの特徴

テレビアンテナは建物の外(主に屋根)に地デジ用アンテナまたはBS/CS用アンテナを設置し、全国各地にある電波塔からの放送電波を受信してテレビを見る方法です。

設置費用は3〜6万円程度目安で、初期費用としては一番高くなりますが、一度アンテナを建ててしまえばNHK受信料を除いた月額料金は発生しません!

しかしながら、屋外にさらされているため、長く使えば使うほど劣化していきます。
一般的にアンテナの寿命は10年と言われておりますが、10年経っていなくてもこまめな点検はしておいたほうが良いでしょう。

また、工事業者によって初期費用が大きく変わるため工事業者は複数見積をもらっておくことをおすすめします。

テレビアンテナのメリット

  • 購入のため長く使用すれば、トータルコストが安い
  • 設置工事の申込みからテレビを見られるようになるまで最も早い
  • 幅広い番組視聴に対応
  • CS放送を観るための契約解約がいつでも可能
  • BS放送を利用しない選択ができる

テレビアンテナのデメリット

  • 初期費用が高い
  • 劣化したら買い替えの必要がある
  • 住宅の外観を損ねる
  • 台風などの自然災害による倒壊のリスクがある
  • 天候や地形の影響を受け、映像が乱れたり受信できなくなることがある
  • こまめな点検が必要

テレビアンテナがおすすめの人

  • トータルコストを抑えたい方
  • 希望する光回線のテレビサービス料金が高い方
  • 絶対に地デジしか観ない方
  • インターネット回線とテレビを分けて考えたい方

光回線のテレビサービスの特徴

フレッツや電力系インターネット回線業者が提供するサービスで、光回線を利用してテレビを使用する方法です。

光回線を通して放送電波信号を受信し、同軸ケーブルにつながる端子から出力します。

インターネットの契約にオプションという形でテレビをつける事ができ、キャンペーンによって初期費用が抑えられる可能性があります。
CS放送は別オプションでつけられる場合もありますが、追加工事費がかかり、費用がかさむ事が多いので、CS放送を利用する場合は事前にオプション料金を確認しておくことをおすすめします。

インターネットの契約が前提のため、動画サービス(VOD)で代用する方も多いようです。
> 光回線の比較は簡単シミュレーション

フレッツ・コラボ系
(例:ソフトバンク光)
電力系
(例:コミュファ光)
月額 825円 506円(ネット・電話セットの場合は220円)
初期費用
(テレビ1台)
・テレビ視聴サービス登録料:3,080円
・SoftBank 光回線同時工事:13,200円
・テレビ伝送サービス単独工事:18,150円
合計:16,280~21,230円
20,570円
※2022年12月現在、オプション加入でキャンペーンにより無料
初期費用
(テレビ2〜3台)
・テレビ視聴サービス登録料:3,080円
・SoftBank 光回線同時工事:26,400円
・テレビ伝送サービス単独工事:31,350円
合計:29,480円~34,430円
20,570円
※2022年12月現在、オプション加入でキャンペーンにより無料
視聴できる
チャンネル
・地上デジタル放送
・BS放送
・CS放送はオプション扱い
・地上デジタル放送
・BS放送
・CS放送はオプション扱い
対応エリア 全国 地域により業者が異なる
東海地方:コミュファ光
関西地方:eo光
中国地方:メガ・エッグ
四国地方:ピカラ光
九州地方:BBIQ

光回線のテレビサービスのメリット

  • 天候や地形の影響を受けにくい
  • 建物の外観がスッキリする
  • インターネットとまとめて支払いができる
  • インターネットの通信速度に干渉しない
  • 家中何台分でも利用可能
  • 不具合が合った際に事業者に相談できる
  • アンテナの買い替え・点検の必要がない

光回線のテレビサービスのデメリット

  • 申込みから工事までに時間がかかる
  • CS放送の視聴には不向き

光回線のテレビサービスがおすすめの人

  • 映像の安定を求める方
  • 地デジ・BS放送のみをご覧になる方
  • 点検や買い替えが面倒な方
  • 建物の外観をスッキリと見せたい方
  • 安定したインターネット環境が欲しい方

ケーブルテレビ

ケーブルテレビは各地域のケーブルテレビ局からテレビ用回線を通して放送電波を受信し、テレビを視聴する方法です。

地域によって事業者が異なり、地域チャンネル等独自のテレビコンテンツを楽しむことができます。
またCS放送の専門チャンネルプランが豊富なため、CS放送をたくさん見たい方におすすめ。

山奥や川沿いなど光回線が引き込めないエリアでも利用できる可能性が高いというところも特徴です。

お客様の地域でどのケーブルテレビが使えるかは日本ケーブルテレビ連盟ホームページからご確認ください。
> ケーブルテレビ事業者一覧

月額 1,500円~5,000円
初期費用 13,000円~50,000円
※事業者によって無料特典・割引特典あり。
視聴可能なチャンネル数 ・地上デジタル放送
・BSデジタル放送
・BS4Kデジタル放送
・専門チャンネル(CS放送に相当する): 10~60ch
提供エリア 全国(地域により事業者は異なる)

ケーブルテレビのメリット

  • 天候や地形の影響を受けにくい
  • インターネットとまとめて支払いができる
  • 不具合が合った際に事業者に相談できる
  • 光回線の提供エリア外でもテレビが利用できる
  • CS放送のプランが豊富
  • 地域チャンネルなど独自のチャンネルが見れる

ケーブルテレビのデメリット

  • CS放送をみない人には割高
  • インターネットとセットにするとネット・テレビ互いの通信に干渉する場合がある
  • 地域によって加入できる事業者が異なり、金額が大きく違うので注意が必要

ケーブルテレビがおすすめの人

  • CS放送で10ch以上視聴する方
  • 地域チャンネルをみたい方
  • 光回線エリア外でテレビを利用したい方

ひかりTVの特徴

ひかりTVも光回線のテレビサービスと同様に光回線を利用してテレビを視聴する方法です。

ひかりTV専用TVチューナーまでインターネットのLANケーブルで接続します。
月額料金を支払うことで地上デジタル放送やBS放送、そしてCS放送も視聴可能になります。
また、動画サービス(VOD)が充実しており、独自配信の映画やドラマ、スポーツやアニメを楽しむことができます。

ただし、テレビ1台毎に専用チューナーが必要なため複数台テレビを利用する方や同軸ケーブルを使用したい方には不向きなため注意が必要です。

> ひかりTVの公式サイト

月額 1,100円~2,750円+
専用チューナーレンタル550円
初期費用 無料
視聴可能なチャンネル数 ・地上デジタル放送
・BSデジタル放送
・BS4Kデジタル放送
・専門チャンネル(CS放送に相当する): 10~50ch
提供エリア 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、宮城県、北海道(札幌エリア)、大阪府、京都府、兵庫県、愛知県、静岡県、石川県、広島県、福岡県、熊本県、沖縄県

ひかりTVのメリット

  • CS放送の専門チャンネルが視聴できる
  • 天候の影響を受けにくい
  • 動画サービスが充実している
  • 工事不要

ひかりTVのデメリット

  • 対応エリアが限られている
  • 複数台のテレビの使用は難しい
  • CSをみない場合は割高
  • インターネットの速度が落ちるまたはテレビの映像が乱れる可能性あり

ひかりTVがおすすめの人

  • テレビ台数が1~2台の方
  • CS専門チャンネルや動画サービスを見る方
  • テレビの工事ができない建物にお住まいの方

まとめ

いかがでしたでしょうか?

それぞれお客様によって向き不向きがあります。テレビサービスは毎日家族で使い続けるものですから、長期的に考えて一番自分に合ったサービスを選択しましょう。

一般的な戸建て住宅では月額がかからずBS視聴有無を選択できるアンテナか、月額が安くメンテナンス不要で通信が安定するインターネット回線のテレビサービスを選ばれる方が多いようです。
新築の場合はハウスメーカーの担当者やインターネットの事業者に地域のおすすめを聞いてみるのもいいと思います。

▽アンテナと回線業者テレビサービスにフォーカスして詳しく解説した記事はこちら

 新築戸建てにオススメ!コミュファ光テレビの魅力と注意点

光回線サービスについて検討してみたい方はぜひねっとの窓口にご相談ください♪

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